沖縄・コザの登川誠仁
沖縄民謡の第一人者・登川誠仁さんのフォト&ストーリーブック『肝(ちむ)』。 誠仁さんのソウルフルな言葉と温かい人柄がにじみ出る本。 3月に亡くなられた誠仁さんを偲んで選びました。 『肝(ちむ) 沖縄・コザの登川誠仁』 写真:金子亜矢子/文:藤田正 発行:マーブルトロン/発売:中央公論新社 タイトルの『肝』は、「ちむ」と読む。 ちむとは、沖縄の言葉で魂や心の意味。...
View Articleカメラ日和な本①フォトグラファーのシンプル写真術
GW中もカフェボンボンはオープン中。本日から「カメラ日和な本」を特集します。 カメラを持って旅や散歩に出かけたくなる本をお届けしますので、どうぞお楽しみに!! 第一弾は、雑誌や広告の分野で活躍中の人気写真家・白井綾さんがわかりやすく教える写真術の本。 白井さんが撮影した写真を例に挙げ、作品のテーマやイメージ、撮影方法を解説。 GW中のカメラ撮影にもきっと役立ちます!...
View Articleカメラ日和な本②名作写真がおもしろい!
今日のカフェボンボンは、『Study of PHOTO』。 世界の「名作」写真約80点を取り上げ、作家やテーマ、時代背景を読み解きます。 ロバート・キャパ、アンセル・アダムス、マン・レイ、シンディ・シャーマン、荒木経惟をはじめとする写真家たちの傑作を堪能できる一冊です。 『Study of PHOTO 名作が生まれるとき』 著者:ヴァル・ウィリアムズ/訳:SOMEONE’S...
View Articleカメラ日和な本③お茶と写真の時間
ラブ&ピースな写真を愛する“脱力写真家”・藤田一咲の写真とお茶にまつわるエッセイ。 緑の木陰でお茶をのみながら読みたい楽しい本です。 『お茶と写真の時間』 著者:藤田一咲 出版社:エイ出版社 藤田一咲さんは、大のお茶好き、写真好き。 気分や天候に合わせて茶葉を選んで持っていき、自然のなかで、ガラスのコップに茶葉を直接入れて味や香りを楽しむ。...
View Article伝書鳩を育てる少年たちの珠玉の物語
今日のカフェボンボンは、東京郊外の川沿いの町を舞台にした、長野まゆみの『野川』。 中学校の新聞部で伝書鳩を育てる少年の成長を叙情豊かに描いた感動作です。 『野川』 著者:長野まゆみ 出版社:河出書房新社 主人公の井上音和(おとわ)は、中学二年の夏、家庭の事情で都心の学校から転校してきた。 環境の急激な変化になかなか馴染めずにいるが、川の流れる郊外の町の風景が、 都会育ちの音和には目新しい。...
View Article子どもの日の銭湯!
今日のカフェボンボンは、子どもの日にちなんだ銭湯の絵本『ふくのゆのけいちゃん』。 端午の節句にしょぶ湯をするおふろやさんの一日を描きます。 ぜったい銭湯に行きたくなりますよー!! 『ふくのゆのけいちゃん』 著者:秋山とも子 出版社:福音館書店 「ふくの湯」というおふろやさんの五月五日、子どもの日の一日を描いた絵本です。...
View Article庭のつるばら
今日のカフェボンボンは、庄野潤三の『庭のつるばら』。 丘の上の家にくらす夫婦の日々を描いた、心洗われる作品。 家族や友人との豊かな交流が、愛情あふれる筆致でつづられています。 『庭のつるばら』 著者:庄野潤三 出版社:新潮社 子どもたちは巣立ち、夫婦二人きりの生活のなか、季節は何度も移ろう。 夫は妻のピアノのおけいこを聴き、夜になるとハーモニカを吹く。 ピアノの練習の途中でつっかえた妻が笑い出す。...
View Article赤ちゃんの夢『おやすみの魔法』
今日のカフェボンボンは、夢見る赤ちゃんのアートフォト。 北欧のママが眠っている赤ちゃんの夢をかたちにした、イマジネーションあふれる本です! 『おやすみの魔法 When my baby dreams』 著者:アデル・エナーセン/訳:川床あかね 出版社:双葉社 スヤスヤ眠る娘のミラ。あなたはいったいどんな夢を見ているの? いつもミラの寝顔を見つめていたら、アデルママにはわかってしまったの。...
View Article大人気!ダース・ヴェイダーの子育て絵本第2弾
今日のカフェボンボンは、『ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア』。 ベストセラー絵本の第2弾が発売になりました! ルークの次はもちろんレイア姫。 スター・ウォーズの暗黒卿ダース・ヴェイダーの子育てエピソードが満載です。 第1弾の『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』は、世界中で大人気、アマゾンの書籍映画部門でも第1位を獲得しています。 『ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア』...
View Article沖縄のおさんぽ
今日のカフェボンボンは、本当の沖縄を感じる旅のガイドブック。 南の島の小さなパラダイスを探しに出かけましょう! 那覇在住の著者が、地元の人しか行かないような店や場所を探して紹介した本です。 『沖縄のおさんぽ』 著者:松永多佳倫 出版社:メディアファクトリー 南国・沖縄の写真なのに、太陽がぎらぎらしていない。 子どもたちが遊ぶ路地裏や、柔らかい光の差す石畳やフクギ並木の風景が新鮮です。...
View Article切子の世界
今日のカフェボンボンは、日本の伝統的なカットガラス・切子を紹介した本を。 NHKで放送中の『美の壺』のアート観賞マニュアルの一冊です。 切子の美しい世界を写真とともに気軽に楽しめます。 『切子(NHK美の壺)』 編集:NHK「美の壺」制作班 出版社:NHK出版 切子の歴史が始まったのは江戸後期、オランダから伝わったギヤマンを目指して作られ始めました。...
View Article燃えるスカートの少女
今日のカフェボンボンは、注目の作家エイミー・ベンダーの斬新でエロティックな短編集。 現実と空想がとけ合う16のショート・ストーリー。 さまざまな愛のかたちをファンタジックに描き、各国で絶賛された作品です。 『燃えるスカートの少女』 著者:エイミー・ベンダー/訳:菅啓次郎 出版社:角川書店 エイミー・ベンダーの描く小説は誰のものにも似ていない。...
View Article悪魔のりんご
今日のカフェボンボンは、宇野亜喜良が描く絵本『悪魔のりんご』。 お母さんとはぐれた女の子と年老いた悪魔の、毒りんごを巡るお話。 優雅でお洒落な大人の絵本です。 『悪魔のりんご』 作:舟崎克彦/画:宇野亜喜良 出版社:小学館 宇野亜喜良氏の絵を見ると、蠱惑的だなあと思う。 遠くを見つめる少女の表情は大人びていて、 煙草のけむりに包まれた「悪徳の世界」を知ってしまったかのような。...
View Article美しいうつわの本
今日のカフェボンボンは、新刊のムック『最高に美しいうつわ』。 日本各地の美しいうつわや作家、うつわを扱う店を紹介しています。 『最高に美しいうつわ tableware as life』 監修:SML 出版社:エクスナレッジ 毎日使う実用品にこそ美が宿る。 民藝の精神を受け継ぎながら、新しいスタイルを追求し続ける人たちがいます。 そもそも昔と今では、焼きものに使う原料が違いますよね。...
View Article豪快料理の名エッセイ
今日のカフェボンボンは、『檀流クッキング』。 放浪する作家・檀一雄が、世界中の市場で買い求めた材料を生かし、その土地独特の料理を紹介。 作り方も食べ方もダイナミック! 長く読みつがれてきた料理の名エッセイをお楽しみください。 『檀流クッキング』 著者:檀一雄 出版社:中央公論新社 本の中の台所や食事の場面が好き。 現代のキッチンではない、ずっと昔の食卓の風景にひかれます。...
View Article花と緑の本①『日本のバラ』
風薫る五月。新緑が目にまぶしい季節におすすめの本を。 本日から「花と緑の本」の特別メニューでお届けします! 第1弾は、日本のバラを美しい写真で紹介した新刊『日本のバラ』。 ノイバラやハマナスをはじめとする数々のバラの魅力をあらためて発見する本です。 『日本のバラ』 監修・文:大場秀章/写真:松本路子 出版社:淡交社 “日本はバラの宝庫です。” 本の帯の言葉に嬉しくなりました。...
View Article花と緑の本②『庭仕事の喜び』
「花と緑の本」の第2弾は、アメリカの詩人による庭仕事の本。 庭は木や草花、生き物の命が輝く小宇宙。 自然のエネルギーの強さと癒しに満ちた、美しい世界が広がっています。 『庭仕事の喜び』 著者:ダイアン・アッカーマン/訳:古草秀子 出版社:河出書房新社 早春の朝、美しい野生のシカが森から詩人の庭にやってきた。 春を感じる一瞬の出来事です。...
View Article花と緑の本③『みどりのカーテンをつくろう』
今年も「緑のカーテン」の準備をする時期がやってきました。 「花と緑の本」第3弾は、ゴーヤーのカーテンの作り方の本をお届けします! 『みどりのカーテンをつくろう』 作:菊本るり子/絵:のぐちようこ 出版社:あかね書房 日本の暑い夏には、ゴーヤーや朝顔などのつる植物で作った緑のカーテンが大活躍。 夏の強烈な日差しをさえぎるだけでなく、涼し気な見た目がさわやかでいいですよね。...
View Article世界でいちばん美しいクモの巣の物語
今日のカフェボンボンは、『いちばん美しいクモの巣』。 『ゲド戦記』『闇の左手』などの作者アーシュラ・K・ル=グウィンが贈る、 自然の美しさと不思議を描いた傑作です。 『いちばん美しいクモの巣』 著者:アーシュラ・K・ル=グウィン/訳:長田弘 出版社:みすず書房 夏の朝、露にきらめくクモの巣を見つけると、あまりに見事な出来ばえにいつも感嘆します。...
View Article伝説のエッセイ『私の部屋のポプリ』
今日のカフェボンボンは、ポプリ研究家・熊井明子の『私の部屋のポプリ』。 日々の小さな出来事や好きなものに寄せる想いがたくさん詰まったエッセイは、 季節の花の香りを閉じ込めたように可憐です。 『私の部屋のポプリ』 著者:熊井明子 出版社:河出書房新社 百花草と書いてポプリ。 乾燥させたバラの花びらにさまざまな香料を混ぜて作るのが、 基本的なポプリの作り方だそうです。...
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